早朝に強く振る雨と息子と妻と長靴の思い出

農作業の始まりを伝える蛙目隠し、日照り続きの後に降る錦雨、晴れているのに降ってくる狐の嫁入り、七夕の日に降る酒涙雨、大晦日にふる鬼洗い。

昔から人々は、雨に対し特別な思いを込めてきました。

小学生の息子は、雨の日が好きだと言います。

雨に濡れながら、水溜りを勢い良く駆け抜けるのが爽快だそうです。

私も小さい頃、水溜りをバシャバシャと踏み歩くのが好きでした。

小学生低学年の頃、台風の影響で近所が洪水したことがありましたが、その時は家の前の道路も膝まで水が溢れ、とてもワクワクしたことを思い出します。

大人の注意には耳を貸さず、兄と一緒に辺りを歩き回ったのですが、まるで探検をしている気分でした。

雨の強い朝、長靴を履かされ登校し、学校に着く頃には雨が止んでいるなんてことは珍しいことではなく、雨が振っていないのに1日を長靴で過ごさなければならないのがすごく嫌でした。

走り回るのが好きな少年にとって、長靴は苦痛以外の何者でもありません。

しかし、時々長靴の丈を超える深さの水溜りにはまったりして、楽しい思い出もあります。

息子も長靴を履くのを嫌がります。

今日は一日中雨だからと妻は息子に言い聞かせ、長靴を履かせて登校させますが、そんなやり取りを見ていると、自分の幼少期を思い出します。ミュゼ 時間 目安